加熱式たばことは?
日本では加熱式たばこのユーザーが年々増加しています。
加熱式たばことはなにか、そしてその仕組みや使い方、メリットについてご紹介します。
目次
- たばこ葉を燃やさない「加熱式たばこ」
- 電子たばこと何が違う?
- 一般的な加熱式たばこのメリット
- 加熱式たばこデバイスについて
- 加熱の方法による違い
- シェアを伸ばす加熱式たばこ
- 加熱式たばこIQOS イルマに切替えよう
たばこ葉を燃やさない「加熱式たばこ」
加熱式たばことは一般的に、たばこ葉を燃やすのではなく加熱することによって、蒸気(たばこベイパー)を発生させて使用するたばこです。 従来の紙巻たばこと異なり、たばこ葉を燃やさないため、燃焼による煙や副流煙※1は発生せず、灰もでません。
※1 副流煙とは、火のついたたばこの先端から出る煙を意味します。
電子たばこと何が違う?
一般的な加熱式たばこは、たばこ葉を使用している点において電子たばこと大きく異なります。
加熱式たばこは、たばこ葉を電子機器で温めて蒸気(たばこベイパー)を発生させます。
一方、電子たばこには、たばこ葉は使用されていません。液体(リキッド)を加熱して蒸気を発生させる仕組みです。 また、日本国内では、「たばこ製品」として販売されている電子たばこはなく、ニコチンを含まないものが一般的です。
加熱式たばこと電子たばこの違いについて詳しくはこちらから。
一般的な加熱式たばこのメリット
火を使わない加熱式たばこには、一般的に従来の紙巻たばこにはないさまざまなメリットがあります。
- 火災発生のリスクが少ない
火を使わないので、一般的に火災発生のリスクが低くなります。 - 灰が出ない
火を使わないので灰が出ず、床やテーブルが汚れません。 - 煙が出ない
燃焼による煙や副流煙※1が発生しません。 - 家具や服を焦がすリスクがない
火が出ないので、家具や服を焦がすリスクがありません。 - 飲食店で使える
2020年4月の法改正で飲食店では原則屋内禁煙となりましたが、加熱式たばこは加熱式たばこ専用室がある飲食店では使用できます。 - においが少ない
燃焼によるたばこのにおいがしません。
※1 副流煙とは、火のついたたばこの先端から出る煙を意味します。
加熱式たばこデバイスについて
加熱式たばこは、充電式の加熱式たばこデバイスに、たばこスティックやカプセル、リキッドカートリッジを取り付けて使用します。
加熱式たばこデバイスの形状はさまざまで、ペン型のタイプ、ペン型のホルダーと充電器をセットになったもの、バッテリーと加熱部分が一体になったものなどがあります。
加熱の方法による違い
それぞれの加熱式たばこデバイスによって搭載している加熱テクノロジーが異なります。たばこ葉を外側もしくは内側から加熱するか、また加熱する際の温度が低温か高温かといったの違いがあります。
外側加熱方式
たばこスティックを外側から加熱。
内側加熱方式
たばこスティックの内側から加熱。
その他
- リキッドを気化してたばこ葉を通すことで使用する
- たばこスティックとリキッドを併用する
シェアを伸ばす加熱式たばこ
2022年6月時点で、たばこ市場での加熱式たばこのシェアは拡大しています。
2022年度第1四半期累計(4月~6月)の販売実績
紙巻たばこ | 234億本 |
加熱式たばこ | 125億本 |
リトルシガー | 15億本 |
※加熱式たばこの販売数量については1箱20本換算
※一般社団法人日本たばこ協会が公開している2022年度第1四半期累計(4月~6月)の加熱式たばこ販売実績より
また、同協会が公開している加熱式たばこ年度別販売実績(数量・代金)推移によると、が2021年の加熱式たばこの販売実績は460億本で前年から111.4%増加する一方、紙巻たばこの2021年度の別販売数量は937億本で、前年の94.8%に減少しています。
※加熱式たばこの販売数量については1箱20本換算
参照:加熱式たばこ統計データ | たばこ関連情報 | (一社)日本たばこ協会 (tioj.or.jp)